イ・ジョンソクとスジという2大スターが出演しているというだけでも、期待値の高かったドラマです。
その期待を裏切らず、愛と友情、サスペンスが絶妙なタッチで描かれており、毎回見逃せない作品でした。その感想について、詳しく書いていきたいと思います。
先が読めない展開に引き込まれるストーリー
『あなたが眠っている間に』の脚本は、『ピノキオ』などのヒット作を手掛けてきたパク・へリョン氏。
ジェチャン(イ・ジョンソク)とホンジュ(スジ)、ウタク(チョン・へイン)の3人の予知夢を通し、点と点が線になってつながり、事件を解決していくことになります。
個人的に現実離れしている作品は苦手なのですが、第1話から見逃せない展開になっていました。毎回次の話が気になってしまい、一気見したほどです。
最初は、単なるお隣さん同士だと思っていた、ジェチャンとホンジュ。しかし次第に2人の過去の繋がりが明らかになっていきます。
そこにある出来事をきっかけとし、ウタクも加わるのですが、彼にも秘密があるのです。この秘密もまた、衝撃の展開とぶつかり合うことになります。
冷静になるとその秘密を抱えながらは無理やろっ!と突っ込みたくなるのですが、物語としてはおもしろいし、よくできていると思わされるでしょう。
そして、毎回手に汗握る事件も絡んできて、「次はどうなるの?」とスリル満点で、ハラハラが止まりません。
蓋を開けてみると、本来ならば簡単にわかりそうなある人物にまつわる大きな秘密が、あまりにも各話に引き込まれてしまい、事実が明かされるまでわかりませんでした。
このあたりについては、ドラマを見てもらえたら、何を言っているのかおわかりいただけるかと思います。
秀逸なサスペンスドラマですが、ジェチャンとホンジュ、ウタク恋の展開も見逃せません。
また幻想的な映像も見どころで、特にジェチャンとホンジュの桜の木の下でのキスシーンは、とても美しく描かれています。
ちなみに第21話&22話で、イ・ソンギョンとユン・ギュンサンがおバカカップルとして、カメオ出演しているのも必見です。
イ・ジョンソクの魅力が満載!
彼の出演作では、どの作品でも魅力を堪能できるのですが、『あなたが眠っている間に』も然り。
イ・ジョンソク演じる新米検事のジェチャンは、正義感が強く、何としても真実を突き止める勇敢さを発揮し、仕事がデキる男性。
しかし家に帰ると外の姿とは対照的に、本当にズボラで、高校3年生の弟の方がしっかりしているという始末。そんな対照的なギャップに魅了されます。
とてもおちゃめな姿を見ていると、プライベートでもこんな感じなのかしら?と、演技なのか素なのかわからなくなってしまいます。
おそろしい予知夢が現実になることにおびえるホンジュを守ろうとする一途な姿、彼女に想いを寄せるウタクにヤキモチを焼くところなど、多彩な魅力が満載です。
ホンジュをめぐるジェチャンとウタクの三角関係
ホンジュとジェチャンが想い合っていることを知り、ウタクは想いをそっと胸にしまい続けています。
決してジェチャンから奪うようなことはせず、本当にひそかに想いを寄せているのみ。
特に切ないのは、ウタクがホンジュと歩いている時、2人が寄り添っているように見えた影をホンジュにバレないよう、こっそり撮影するシーン。
そしてウタクは、その写真を待ち受けにするのです。
また、ホンジュが危機にさらされそうになった時は命がけで守るなど、ウタクの深い愛が心に沁みます。
一方ジェチャンはと言えば、ウタクとホンジュの距離が近づかないようにするのに必死。
けがをしたウタクがホンジュの家にしばらくいることになった時も、気が気ではありません。何かと2人に嫉妬するジェチャンも、かわいらしさ満点です。
そんなジェチャンとウタクをよそに、ウタクの気持ちにまったく気づかずにいるホンジュも愛おしくなります。
名曲ぞろいのOSTは必聴!
イ・ジョンソクはデビューして以来、数々の作品に出演していますが、この作品で初めてOSTに参加しています。歌っているのは、『내게 와그』『대는 알까요』の2曲。
ペンミで聞く歌声は、??だったりするのですが、それが彼の魅力でもあり……。
とにもかくにも『내게 와그』と『대는 알까요』は本当に素敵な曲で、この歌を聴くと、また久々にドラマを見返したくなります。
もちろんスジも『I Love You Boy』という曲でOSTに参加していますが、こちらは、とてもほっこりする歌。
そのほかも良い曲ばかりで、名盤となっています。
『あなたが眠っている間に』を見た感想
イ・ジョンソクが出演しているのは、どれもヒット作ばかりですが、この作品もとてもおもしろかったです。
『W ~君と僕の世界~』のようにひたすらカッコ良い彼の魅力ばかりではなく、キュートな表情を見られるのもとても良かったと思います。また多くの世の女性が、彼の虜になるはず。
韓国では、スジの演技についてあれこれ言われているようですが、美しい彼女はただそこにいるだけで絵になります。実物は本当にまぶしくて、オーラがハンパありません。
なので、この作品でも演技力はともかく、ホンジュという役も彼女にハマっていた気がします。
それから、チョン・へインが演じたウタク。ホンジュを想う気持ちが切なくて、何なら彼とくっついても良いのでは??と思ったほど。
個人的には、久しぶりに、何度でも見返せると思ったほどお気に入りのドラマになりました。
