主役のツンデレシェフ、ソヌを演じたのは、ミュージカル界のプリンス チョ・ジョンソク。そして陰と陽の対極的な性格を見事に演じた相手役のヒロインは、映画で興行成績を残し続けているパク・ボヨン。異色の2人が共演し、話題となったラブコメ。
作品を手掛けたのは、『ナイショの恋していいですか!?』のユ・ジェウォン監督と脚本家ヤン・ヒスン。ヒロインとはまったく異なる性格を持つ幽霊が憑依し、恋愛を展開していくというユニークなストーリー。
新感覚の設定が当たり、韓国では、老若男女を問わず、幅広い層の支持を得たドラマです。
結果的には驚異の視聴率をたたき出し、放送開始から最終回まで、同時間帯視聴率1位を獲得したヒット作。
2015年に非地上波で放送されたドラマの中で、『応答せよ1988 ~恋のスケッチ~』『2度目の二十歳』に続き、第3位の視聴率(4.31%)を記録しています。
韓国放送日:2015年7月3日~2015年8月20日
話数:全16話
放送局:tvN
演出:ユ・ジェウォン『ナイショの恋していいですか!?』『シンデレラの涙』
脚本:ヤン・ヒスン『ナイショの恋していいですか!?』『恋のゴールドメダル』 、ヤン・ソユン
平均視聴率:7.9%
目次
『ああ、私の幽霊さま』異色のコンビが熱演!そのキャストは?
カン・ソヌ(チョ・ジョンソク)
「サンレストラン」のオーナーシェフ。一見、冷たいように見えるのですが、実は心優しい上、面倒見も良い性格。友人でTVプロデューサーをしているソヒョンのことが、大学の頃からずっと好き。
しかし、なかなか想いを打ち明けられずにいます。ある理由から、レストランの後輩で、消極的なボンソンを見ると、イライラせずにはいられません。
ナ・ボンソン(パク・ボヨン)
「サンレストラン」の見習いシェフ。巫女である祖母の遺伝子を受け継ぎ、幽霊が見えてしまう女の子。おかげで毎晩、幽霊の出現に悩まされ、なかなか熟睡できません。そのため仕事中に睡魔におそわれ、ミスをすることもしばしば。
ソヌには怒られてばかりですが、ひそかに彼に想いを寄せています。性格は暗く、いつも周りに謝ってばかり。趣味で、料理ブログを執筆。
シン・スネ(キム・スルギ)
この世にはもう存在していない幽霊。ボンソンとは対照的に、明るく積極的な女の子。男性経験がないまま死んだことに未練があり、3年もの間、成仏できずにさまよい続けています。
さまざまな女性に憑依し、無念をはらそうとしていますが、うまくいきません。しかしある日、巫女から追いかけられている最中、たまたま目の前にいたボンソンの体に憑依すると相性がバッチリで、抜け出せなくなってしまうのです。
チェ・ソンジェ(イム・ジュファン)
ソヌの妹のだんなさま。とても優しくて、優秀な警察官。周りからも信頼を寄せられ、慕われる存在です。けれども時折、まるで別人のように冷たい顔を見せる時があり、ソヌの妹はそのことがとても気にかかっています。
スネの憑依によって、性格が一変し、とても明るくなったボンソンを何かと気にするようになるのです。
ソ・ジュン(クァク・シャン)
パリのコルドンブルーを卒業し、「サンレストラン」で働くシェフ。クールで、信念が強い男性。先輩に嫌味などを言われても、まったく動じることはありません。
レストランで唯一の女性であるボンスンのことを気にかけ、彼なりの気遣いを見せています。ボンソンから相談をされたら、とても親身に相談に乗ってあげる時も少なくありません。
『ああ、私の幽霊さま』新感覚の斬新なあらすじ
幽霊が見えてしまうことから、学生時代は周りから避けられ、暗い性格で、自分に自信がまったく持てずにいるボンソン(パク・ボヨン)。
オーナーシェフのソヌ(チョ・ジョンソク)に想いを寄せているのですが、当然、気持ちを伝えるなどできないまま。さらには仕事中にミスばかりして怒られ、二人の距離はどんどん広がっていくばかり。
一方、男性とまともに恋ができないまま、この世を去って幽霊になったスネ(キム・スルギ)。セクシーな女性に憑依しても尚、男性と一夜を共にするという願望を果たせないまま、幽霊になって3年目を迎えようとしていました。
しかし3年のうちに成仏できなければ、悪霊になってしまういう運命をたどるかもしれない状況に、焦りは募るばかり。彼女を何とか成仏させ、つかまえようとしている巫女から必死で逃げている時、スネはたまたま近くにいたボンソンに憑依します。
ところが、いつもならすぐに抜け出せるはずが、ボンソンの体からは、なかなか抜け出せません。そのままボンソンの体を借りて生活するハメになったスネ。
ところが二人の性格は、正反対。ソヌもレストランの先輩たちも、まるで別人のように明るくなったボンソンに、驚きを隠せません。
そんなある日スネは、幽霊とキスをした男性たちは、低体温症で病院に運ばれてしまうはずなのに、ソヌだけは違うことを知ります。ようやく自分の念願を叶えることができそうな相手を見つけ、無念が晴らせる日が来たと、スネは舞い上がるのです。
スネは自らの無念を晴らすため、そしてボンスンはソヌとの恋を実らせるため、お互いに協力し合うことになります。ところがスネにとって、それはさまざまな真相が明かされていくきっかけになっていき……。
